三川研究室の大学院修了生・裁先生の研究成果が,学術誌『理学療法科学』に掲載されました.本研究は,大学院在学中に修士論文として取り組まれたもので,回復期リハビリテーション病棟に入院中の運動器疾患患者を対象に,嚥下機能と呼吸機能の関連について検討したものです.
【論文タイトル】
回復期リハビリテーション病棟入院中の運動器疾患患者における嚥下機能と呼吸機能の関連
【掲載誌】
理学療法科学
DOI:https://doi.org/10.1589/rika.41.146
【研究概要】
 本研究では,回復期リハビリテーション病棟に入院中の運動器疾患患者52名を対象に,嚥下機能と呼吸機能の関連を検討しました.その結果,反復唾液嚥下テスト(RSST)の回数は,呼気筋力の指標である最大呼気口腔内圧(%PEmax)と比較的強い関連を示し,咳嗽時最大呼気流量(%PCF)や最大舌圧とも関連していました.これらの結果から,嚥下機能が低下している患者では,呼気筋力の低下が併存している可能性が示唆されました.
 本研究は,運動器疾患患者における嚥下機能と呼吸機能の関連を理解するうえで,臨床的に意義のある知見を提供するものと考えられます.